………
入れ物に
鈍色の液体が
いっぱいいっぱい
液体は
入れ物から
溢れそうだけど
表面張力で
膨れ上がって
かろうじて溢れないでいる
1滴でも増えたり
ちょっとの揺れでも
あっという間に
中身がこぼれ落ちる
入れ物は
中が見えなくて
ひっくり返す事も出来なくて
中身を空っぽにするのは
なかなか難儀
入れ物から
外に見える表面だけを
優しく汲み上げ
見た目だけ
入れ物には何も入っていないように見えても
結局は
入れ物の中身は
いっぱい
だから
1滴でも増えたり
ちょっとの揺れでも
次は表面張力が起こるとは限らないから
あっという間に
中身がこぼれ落ちる
かもしれない
ぎりぎり
いっぱいいっぱい
せめて
この入れ物の中身を
こぼさずに
8割
理想は
5割にまで
減らす方法が
あれば良いのに
方法の存在は
多分
自分の中に
在るのだと思う
入れ物の中身を
増やさずに
減らす
増える量と速度よりも
減らす量と速度が上回る
そんな方法
時々
液体も入れ物も
全てを壊して
全てが無くなれば良いのにと
思う
『無』から
『有』が生まれ可能性が
在るとしても
『無』は
『無』でしかない
『私』が無くなれば
『私』が抱く一切の杞憂は
全て無くなるのだから
2011年02月24日
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